水を1日2リットル飲むと身体に良いって本当?

16

ここ数年の夏の暑さは異常です。本来夏であれば活動的になったものですが、連日真夏日の上にあまりにも酷暑過ぎて、テレビでは連日「日陰で過ごしてなるべく屋外ですごく時間を短くしてください」と呼びかける状態になっています。

暑い日の水分補給はすごく大事です。21世紀に入って夏の気温の上昇具合は想定外のものになっています。温暖化の影響か、毎年のようにいわれる「エルニーニョ現象」によるものか?

赤道上の海水温が高まる事で、アジアの東に位置する日本まで、高温にさらされるとは地球規模で気象状況を注意しておかねばならない時代になったと言えそうですね。昔も夏は暑いものだったと思いますが、その温度上昇の割合は昭和の時代とは比較にならないほど

 

季節で水の必要量は変わる?

昔の高校野球などのクラブ活動では「水を飲んだらバテてしまうから飲むな」と教えられたものですが、今では「こまめな水分補給が常識」と真逆のアドバイスに変わってしまいました。異常気象により国中で水に対しての常識も変貌してきました。

水分補給の常識と言えばよく話題になっていたのが次のような話です。1日2リットル必要と言われる話です。皆様もよく耳にした事があるのではないでしょうか?それは次のような内容です。

夏の暑い日になると予想以上に汗をかくので、その時は水分補給がすごく気になります。1日2リットルが必要だという話はよく聞くのですが、夏の暑い日ですとそれ以上必要に感じますし、冬の日ですとそれほど水分を補給するのが難しいですよね。夏に比べると冬はそれほどの量の水を飲む必要が無いのでは…とも感じてしまいますが、実際はどうなのでしょうか?

水を1日2リットル飲むと良いと言われていて、それを信じて毎日大きなペットボトル入りの飲料水をグビグビと飲まれている方も多いようですが「ダイエット効果」があるといった話や「デトックス効果」などもよく言われています。

水をたくさん飲んだ方が身体の毒素が出て行くという話です。どの程度効果があるかは飲む人の状態にもよるので、一概には言えないというのが正しいようです。水を2リットル飲む根拠というのは水分をとることです。基礎代謝がアップして消費カロリーが増えるので、肌が綺麗になるなど美容的なプラス効果が見込めるという話が根底にあるようです。

更に健康面においては血液がサラサラになるという話もよく耳にします。血液がサラサラになってリンパの流れも良くなるので、体温も上がり免疫力も高まるといった話をよく聞きます。

従って動脈硬化や高血圧といった血管系に不安を持つ方は、水を飲む事はとても効果があるようですね。しかし元々健康な人はあえて2リットルという数字にこだわる必要はないという話もよく言われています。

 

食べ物からも水分は補給されている

人間は1日に体重の4パーセントぐらいの水分を補給する必要があると言われ、それが仮に体重が50キロをサンプルにすれば概算で2リットルとなります。つまり2リットルは正しいようですが、実際には水分補給については飲み物だけで行うものではありません

それは食べ物からも水分は補給されているからです。細かくいうと大気からも水分は摂取されるようで、食事を例にするならば、和食だとだいたい食事で1リットル近くの水分は補給されている計算になります。

そう考えると残りは1リットルの補給で済むという計算になりますよね?オフィスワークなどが中心の人でしたら汗の量は少なくなりますので、その分水分の摂取量は少なくてもOKのようです。また個人差もあるので2リットルという数字にこだわって水を飲み続けるのはやや疑問に思えます。

水を必ず2リットルということになりますと、状況によっては水をたくさん摂り過ぎる計算になるかもしれません。水は確かに体内に少なくなると活動に支障を来すこともありそうですが、水分が多すぎても逆に体調が悪化するケースもあります。

食事などでもたくさん食べたり、水だけを飲み過ぎても、結局内臓の消化や吸収が追いつかないと大変苦しい状態になるのです。よく若いときには大食いに挑戦できるお店などありましたが「過ぎたるは及ばざるがごとし」ですね。

食べ過ぎも飲み過ぎも吸収されないどころか、吸収されて身体に逆に負担になる事の方が大きいと思います。食事だけではありません。真水を飲み過ぎる事で身体が冷えすぎることもあります。むくみなどの原因にもなりますし、アトピーや鼻炎、ぜんそくに繋がるアレルギー症状の原因になるケースも言われています。

変わったところでは花粉症は夏から秋にかけて水分を摂り過ぎる春の症状が悪化しやすいという話もあるようですよ。花粉症も年々増えていますので、該当する方は摂取の過剰は控えてみてはいかがでしょうか?

 

運動量とのバランスを

日常でデスクワークをしている男性から次のような話を聞けました。
『私の場合は自然な形で水分補給を考えるようにしています。手元に水分を置いておけば、のどが渇くなどした時に自然と水分に手が伸びます。水分が満たされている状態ならば水に手が掛からないと思います。あえて意識せずに自分の近くに水を置く習慣があれば良いと思います。知り合いでコーヒー好きの方がいるのですが、のどが渇いていない時でもついコーヒーを飲んでしまうと話しておられました。これは絶対に体に良くないと思います。』

水は少なくなると体力が維持できなくなりますし、何をするにしても集中力が欠けてきます。更に能力を発揮する機会が減り疲れが溜まりがちになります。摂り過ぎも良くないのですが、やはり水分は必ず補給すべきです。

水分量を気にする必要はないのですが、目安として1日2リットルにこだわる人でしたら、その分で、運動をして汗を流した上水分補給の量を増やしていくことが大切だと思います。

そういった手法であれば水分の補給時にも、自然に水分を吸収してくれると思います。加えてデトックス効果も見込めそうです。「自然に水が飲みたくなる」と、そう感じる状態こそ、水が吸収されるタイミングだと思いますよ。

もちろん夏の暑い日では、外で体を動かそう!という気は起きないですし、わざわざ運動をしなくてものどは渇きます。こういうときは積極的に水を補給された方が良いと思います。

逆に冬は寒いので水の補給のことは話題になりませんが、実際のところ夏同様水分は必要となってきます。むしろ冬の方が乾燥や暖房のおかげで水分不足になることも多いのです。

できれば水を少し温めて体温近くのお湯にしてから飲むのがベストですね。冷えの予防にもなりますし水分補給もできます。気分転換として体の状態をリフレッシュさせるには良い方法ですよ。
1日に水を2リットル摂らないと…と考えてしまえば負担になりがちですし、水分が少なくなると身体がほしがる、それが人間の身体ですね。あまり気にすることなく普段の自分の水の摂取の量をしっかり記録したり、自分の水の日記などをつけてみると、自分の体調管理に役立つこともあります。

余談ですが、水を飲む時の「水の味」について記録していくと、自分の体調のバイオリズムも把握できそうです。体調が悪い時には水を飲んでもあまり美味しく感じられません。美味しく感じているか自問自答し、それを日記などに書き記していくと、自分の体調管理に役立つことになると思います。2リットルとこだわらず、適度のお水で健康な毎日を過ごしたいですね。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です