福島の水道水の放射能について

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放射性物質による被害

天災と人災

「福島在住ですが、安全と言われている水道水を調べる方法はあるのでしょうか?やはり地下水や海水といった放射性物質が含まれた水が、敷地内であふれているような状況をニュースで知ると、地下水や海水などを循環している自然界の水が本当に汚染されていないか心配でなりません

 

これは福島在住の主婦の不安の声です。福島に住んでいる人なら、やはり水道水の安全が守られているのか気になるところだと思います。

平成23年、日本が原発事業を始めてから最悪の原発事故が福島で起きました。地震と津波、そして原発事故と多くの災害が一度に福島を襲ったために、福島のみならず近隣地域を始め多くの地域が大被害を受けました。

その中でも原発事故は未だに廃炉作業中で、まだ完全収束までいくら時間が費やされるのか全くめどの立たない状態が継続されています。日本国内では起こっていなかった最大の原発事故と言えるものながら未だに曖昧な認識が残っているのは、当初天災での被害として取り扱われていたためです。

更に責任の所在がハッキリしなかった事と、その後廃炉となり集結と呼べるまで何十年もかかるという事で、総括しづらい状況が依然継続されている事にあると思います。福島の多くの産業はダメージを受け、未だに立ち入り禁止区域も残されたままで、以前の生活に戻れる見込みはありません。

 

一部の「広大な大地」、「広がる大自然」は、以前のように自由に楽しめなくなったと言えます。一部の立ち入り禁止区域も含め、未だ原発内では廃炉に向けた作業が永続的に続けられています。

 

この事故では多くの問題点がありますが、いまだ責任の所在がどこにあるのか明らかにされることはなく、無し崩し的に復興への行程へと時間軸が動いています。[天災]と[人災]が絡み合った中での原発事故だけに、一つに責任が集約している訳ではなく、それが隠れ蓑になって、安全への取り組みは国民の一人一人で行うしかない、という心細いものになったと言えます。

完璧ではない知識を元に復興へと進めようとしているので少々恐ろしく感じますが、少なくとも国民側は「原発事故が起こったときには、電力会社や政府がどのような対応をするのか」を学ばなくてはいけないと感じさせるものでした。

 

さてそんな事故ですが、怖いのはまき散らされた放射性物質が各所に飛散し、汚染された状態が継続されているという事です。事故以来、除染作業を進めているものの、果たしてどれぐらい効果があるのか疑問視されていますし、実際作業員が誠実に作業を進めているかは誰一人わからないのが現状です。

また除染作業自体は、単なるその場しのぎの「応急処置」の「気休め程度」と言われています。何十年も住めるめどの立たない地域の汚染土壌を、前向きに除染しているとパフォーマンスをしているとも言われています。

実際の所はわかりませんが、昔のように福島の水道水を飲む事は難しくなったのは間違いないのです。福島の水道水は本当に安全なのでしょうか?これは福島の水道局のホームページを見ればその数値が公開されています。

 

福島の水と水産物

数値に問題が無ければ「問題無し」と書き込まれています。原発事故発生直後は危険視された福島の水道水でしたが、現在は放射性物質の量も全く問題ない量で長い間安定しています。つまり飲んでも大丈夫という状態まで復活しているのです。

言うまでもなく「水道」はインフラの中でも生命線と言える大事なものです。今は福島原発の廃炉作業も落ち着いて順次進められているのですから、水道もしばらくは安全な状態で維持されるでしょう。

そんな中で気になるのが福島第一原発」の廃炉に向けての作業状況です。着々と進められていると言われていますが、やはり廃炉への道は困難と言われています。水素爆発で天井の吹き飛んだ建て屋の中への立ち入りが困難で、作業に掛けられる時間も限られています。

その中で冷却用に使われている水が、そのまま行き場もなく原発の敷地内に保管され続けている状態です。つまりこれらの汚染水は、長期間に渡りその場所に保存され続けるようです。どこかで処理できればいいのですが、汚染された水なので簡単には処理できない状態で、結果原発の敷地内での保管されているようです。

何度か「冷却用として使われた水がそのまま敷地に流れてしまい、地下水として浸み込んでいく事故」がありました。廃炉に向けた作業ではこういった汚染水が地下に浸みこんでいく状態はある程度やむを得ない感じですが、少なからず地下水の汚染も認識していく必要があるのです。

 

同様に敷地内にある汚染水が、そのまま海水へと流れていった事故も起こっています。冷却水が汚染されて、本来ならば決まった道筋を通って回収されるべき水が溢れてしまい、そのまま海へと流れていった事案です。

おそらくすぐに問題になる汚染量ではないと思われるのですが、こういった事故が報道されるたびに海産物などの汚染の危険性がクローズアップされ、地域の収穫された魚介類への売り上げに響いてしまう状態が続きます。

畜産あるいは魚介類など、安全性をチェックするために特定の検査機関に持って行ったり、放射線量を調べるなどして問題なさそうですが、だからといって「絶対安全」と、気持ちよく食べられるかと言われると…少し首をかしげたくなりますよね。

不安が及ぼす影響

福島在住の皆様は「なにか残留の放射性物資が混入していたら」と心配になられると思いますが大丈夫ですので、噂に惑わされたり、

必要以上に「不安」に思う事は避けた方が良いのです

人間心理としては安全性に不信感を感じると、「水質には問題ないのに体調不良を起こしたり」、「味が気になったり」、「体調面で悪い状態」を引き起こします。人間はメンタルで健康面も左右される生き物ですから、自分自身の不安な事は理屈ではなく本心から安心する情報が必要となります。常にホームページや福島の原発情報には目配りを欠かさないようにしたいですね。

現在では事故も収束し[廃炉]への作業が進められていますが、またいつ何時、事故になるかもしれません。実際余震とも言える揺れは今でも続いていますし、揺れるたびに福島原発が安全かどうか、ニュースで報じられている状態です。

 

実際には「ロボット」を使って、燃料棒を出すという大事な作業も残っているようです。おそらく危険な作業だと思われるのですが、それを「危険と報道することはタブー」とされている状態で、やはり何十年か先に廃炉になるまでは、どんな状況が起こっても落ち着いて行動できるように自分の中で「シミュレーション」をしておくことが大事だと思います。

 

目に見えない恐怖

放射能の怖さは目に見えない恐怖です。いきなり身体にダメージを受けなくても、しばらくして体調が悪化したり、あるいは子供達の世代になって、がんや白血病といった症状で放射性物質の影響が出る可能性もあります。

危険な放射能に汚染されたとしても[福島の水]に色が変わる訳ではありませんし、匂いがする訳でもありません。福島の水は不安ではない、と言われたとしてもやはり口にするものなので正直気にする方もたくさんいらっしゃるようです。心から「不安が無いと思える日が来るのを心待ちにしたい」と思います。

危険な放射能といった極めてハイレベルのリスクを感じさせる物質、これは人の気持ちに大きな暗い影を落としているのですから、不安に思う気持ちを解消するのにはそれ相応の月日が必要になります。

数年前の事故に対する不安がすぐに解消できるなどあり得ない…それほど大きな事故でした。自然の福島の水を飲む生活になれていた東北の人でも、やはり一時的にしろ福島の水道の福島の水を飲めない生活を余儀なくされたのですから、心から福島の水道の「安全宣言」をされる日まで待ちたいですね。

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